「海外」を初めて見た外国人に東京を案内したら、全てが想像を超えていた話

台湾出身の両親、中国人の夫、中国ハーフの子供との東京生活

【現地情報】東京旅行の朝食は「納豆」が食べたい!おすすめの食べ方とスーパーで準備する食材は?

「東京に行ったら現地の物が食べたい!」

 

台湾の従兄は、初めての海外旅行で東京に行く前に何度も言いました。

 

「朝食は納豆が食べたい。食べ方はわからないけれども。」

 

 

東京に住んでいる私にとって、納豆はいつも食べている身近な食材です。しかし、台湾に住む従兄にとっては、納豆は味も食感も全く想像ができない食材です。

 

そこで私は現地の生の情報を従兄に伝えるべく、自分が普段食べている朝食をそっくりそのまま従兄に提供しました。

 

納豆はそのままご飯と食べても美味しいですが、私はスーパーで準備したあるものと一緒に食べています。

 

 

今回は、そのおすすめの食べ方について紹介します。

 

朝ごはんに納豆を食べる

納豆の食べ方は人によって十人十色です。ここで紹介するもの以外にも、食べ方はたくさんあります。

 

今回用意したのはこちらです。全て近所のスーパーで準備した食材です。

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(1人旅行や短期の旅行では、スーパーで食材を揃えるのが不便なこともあります。チェーンの牛丼屋などに似たような組み合わせの朝食セットがあるので便利です。)

 

写真の左から、

  • 納豆

蒸した大豆に納豆菌を加えて、適温に保ち発酵させたものです。写真のような四角い入れ物や、丸い入れ物に入っています。

調理や加熱をしなくても食べられる状態で売っています。(加熱調理により、栄養の一部が損なわれてしまいます。)

  • 鶏卵

冷蔵庫から出した状態で長時間置くと、細菌が繁殖します。食べる直前に冷蔵庫から出します。

  • ご飯

電子レンジで加熱すれば食べられるご飯が、スーパーで売っています。

  • 海苔

味が付いている物とそうでないものがあります。保存がきくので、残りはお土産にもできます。

白いしらすは生ものではありません。刺身が苦手な人でも安心です。(生のしらすは黒っぽい透明の色をしています。)

  • 漬物

 

また、好みに合わせて長ネギなどの薬味も一緒に食べます。(スーパーで少量を買うのは難しいので、今回は省いています。)

 

納豆の食べ方

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蓋をあけると、固まった状態で入っています。

 

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付属のタレをかけます。私は薄味が好きなので、タレをかけないことが多いです。

次に箸一膳を使って、容器の内側で書くことができる1番大きな円に沿って回します。

 

回す方向や回数はさまざまな説があり、こだわりがある人も多いです。

 

私は小さい頃からの癖で、反時計回りで回しています。回す回数も、特には数えていません。知り合いの多くは、癖で時計回りに回していました。

 

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100回くらい回すと、たくさんの糸を引いてきます。

 

この状態になったら食べごろです。

 

納豆の食感は柔らかいです。その柔らかさに加えて粘り気があるので、歯や口の中の粘膜に、後に引くような濃厚な感覚が残ります。唇や鼻に付くような感覚もあります。

 

 味はほんのり甘く、発酵臭があります。

 

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ご飯に納豆を載せるだけでも美味しいですが、釜揚げしらすや漬物をあわせて食べても美味しいです。

 

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ご飯、納豆、釜揚げしらすの上に生卵を載せます。食べるときは、黄身を割って全ての具材を混ぜます。

 

生卵があるのと無いのとでは、味がかなり異なります。卵が絡まることで納豆のねばねばが弱くなり、どろどろした食感に変わります。

 

黄身の濃厚な風味が納豆のうまみと絡まり、味が相乗効果で格段に濃くなります。

 

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私の両親は生卵を食べないので、目玉焼きやスクランブルエッグを納豆に載せて食べています。

 

写真は、釜揚げシラスと鶏卵を炒めたものです。写真では隠れていますが、ご飯と納豆の上に載っています。

 

海苔の食べ方 

海苔だけでそのまま食べるのも十分に美味しいのですが、納豆などの食材と一緒に食べると更に美味しいです。組み合わせは自由自在です。

 

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海苔にご飯、釜揚げしらす、漬物を載せて、巻いて食べます。

 

ごはんの甘味、漬物の酸っぱさ、釜揚げしらすの甘い塩辛さ、そこに海苔の香ばしい香りが混ざります。 

さらにその上に納豆を載せても美味しいです。 

 

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シンプルにご飯と納豆だけを巻いても絶品です。

 

納豆もご飯も柔らかい食材なので、海苔で包むことで食感をプラスすることができます。

 

 

日本の朝食事情

「日本の人は朝に何を食べているの?」

 

外国の人に何度か聞かれたことがあります。日本の朝ごはんは、多くの人にとって謎に満ちているようです。

 

台湾の通勤時間帯は、朝市が開催されて朝食を買い求める人でにぎわっています。

 

 

対して東京の通勤時間帯は多くの店の営業が始まっていないので、シャッターが閉まっています。朝食を売っている屋台も、東京で見たことがありません。

 

そのため、日本の人が何を食べているかが、観光客には見えないのです。

 

中学から大学まで東京の学校に通いましたが、朝食を家や学校の外で食べてから授業に行く同級生はいませんでした。

 

 

家で食べるか、前日までに買ったパンを家か学校で食べるか、何も食べないか、のどれかに当てはまる同級生が多かったです。

 

一般的に家で食べているものは、トーストから玉子かけごはんまで多様です。

 

私自身も何年か前に1回だけ休日の朝に外で食べたときを除いて、家で朝食を食べてから外出しています。

 

 

台湾の朝食についてはこちら

creatorvet.hatenablog.jp

  

この記事を書いている人

東京で獣医師をしているNanaといいます。

両親は台湾出身ですが、日本で生まれ、日本で育ちました。

 

私は大学に入ってから中国語を勉強しました。

中国語を学び、台湾にいる親戚や友人と話せるようになりました。

 

驚いたのは、彼らが日本にとても興味を持っていること。

 

そこで、日本に興味を持ってくれる人に私からも生の情報を伝えたい。

同時に、日本に住んでいる人にも新たな発見をしてほしい。

 

そんな「独自のモノづくり」を目指し、文章を書くことに没頭しています。